いろんなアイデアが生まれ、活気に満ちており、実行力がある組織は、多様であると同時に、違いを包摂できる力を持っています。その基礎は、一人ひとりが自らの内面を見つめる力に根ざしています。自己を知るには、他者が必要です。自己の力を発揮するには、他者の力が必要です。共に成長できる環境を多くの仲間たちと共創し、次世代へ引き継いでいきたいと願っています。

今必要とされているのは、成長と同時に変容である。私たちはそのように考えます。知識や技術を身につけ、経験を積んでいくことが成長であるならば、自分の内面に向かい、そこに眠る力を呼び覚ますことが変容です。

個人だけではなく、組織のあり方も、また社会そのものも今変容すべき時を迎えています。前例のない環境変化に適応し、様々な問題に向き合っていくには、大きな力を必要とするからです。

変容期をやり抜くことで、私たちは先の見えない時代に道を切り拓く力を得るのです。そのための力も、知恵も、可能性も、全て私たちに備わっています。その力へとガイドすること、それが行動科学研究所が果たすべき役割です。