細胞の時間 「つくりやのスタミナ」

最近つくづく深〜くうなづくことがあります。

それは人生の認知視座に三つの全く異なる風景が見えることです。

マンションを想像してください。一つは1階から見える風景です。ここではすべては第1フェーズの世界であり、ここでは「あわせる」ことが第1優先される日常です。相手に、周りに、他人に、他者に合わせる、「あわしや」さんの日常です。所属するTribe,組織、集団、グループの規範に合わせるそんな一階の認知風景です。

それが、イヤになり少しお金を払ってでも2階、3階に引っ越しする人がいます。ここでは、あらゆるものやことを、自分の思考と感情と記憶で「こなす」日常が支配的な世界です。「こなしや」さんの住む、バラバラの孤立した、関係性の乏しい世界です。エゴが大見得を切って演じる一人舞台の独りよがりの世界です。自立している自分を装いますが、その実は孤立した舞台での演技であり、創造や変容とは無縁の活動になります。

それが、もう耐えられなくなり、もしくは何らかのデフォルトが起こり、そこから命がけの脱出と自分自身の変容を志す人は、スタミナとそれに必要な経済的力量が準備されていれば、ペントハウスに向かうことを命がけで決断します。これは勇気と、スタミナとPベクトルのパワーが必要です。意識の変容は高くつきます。そして半端でないスタミナと命がけの決断がいります。そこは保証されたものは何もないところです。このペントハウスへ向かうことは、魂の大いなる冒険になります。そこに行けたらいいなと思う人はたくさんいますが、現実にそこに向かう人は統計的には1.2%位に過ぎません。そう。変容は人気があるようで、最も人気のないフェーズ領域です。

ペントハウスから見える風景は、一階や2階〜3階から見える風景からは、想像もつかない、全く新しい風景が眺望・認知できます。そこでのみ、人は変容が可能であり、そこでのみ人はクリエイティブに生きて、新しい自分と出会います。「つくりや」さんの階です。

あわせやさんとこなしやさんの日常には、変容や創造はありません。ここには、従来の歴史やパターンが輪廻するだけで、新しい構造や生命体は産まれ出ません。闇に降りて光を生きる力学は働きません。

ペントハウスからの認知情報が、一階と2〜3階の人々の頭に入り、そこから行動が新しく設計されるときにのみ、新しい構造や変容した人が誕生するのです。これを第3フェーズと私は名付けておりますが、このエネルギーでのみ、人は変容します。しかし、このエネルギー意識は、高くつきます。そしてこの意識を身につけるのには、尋常でないスタミナが必須です。

キボウシはついに綺麗な花を咲かせ始めました。去年には見なかった、成長し、変容したキボウシの花々です。植物は見事にペントハウスからのエネルギーで、自らを成長させ、自らより綺麗になり、より豊かな情感を表出しています。すごいスタミナです。見ているだけで、こちらも元気になります。

岩田静治